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JR京葉線幕張豊砂駅開業を見据え、京成バスら自動運転実証実施

2023/1/16(月)

実証概要
画像提供:埼玉工業大学

京成バス株式会社(以下、京成バス)ら6者は、「自動運転車社会実装サポート事業」に基づき、幕張新都心地域において自動運転車の実証実験を1月21日、22日に実施する。1月12日付のプレスリリースで明かした。

同事業は、千葉市未来技術等社会実装促進事業の「自動運転車社会実装サポート事業」に採択されたものだ。千葉市は2016年1月、「幕張新都心を中核とした『近未来技術実証・多文化都市』の構築」を掲げている。そして、国家戦略特区の指定を受け、先端技術を活用したドローンや自動運転等の技術実証や新たなビジネスモデルの創出に向けた取り組みを進めてきた。

その一環として、幕張新都心内の駅、住居地区、商業施設、公園(海辺)等の拠点間を結ぶ地域限定、路線限定ルートでの自動運転車の導入を見据え、社会実装を想定した実証実験の実施事業者を公募した。目的は、高齢者や障がい者、さらに外国人を含めた多様な人々がそのときどきの交通事情等に応じたモビリティを選択し、すべての人々がストレスなく付加価値のある快適な移動を実現するためだ。

今回の提案は、京成バス、損害保険ジャパン株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、株式会社建設技術研究所、埼玉工業大学、株式会社東海理化の6者が行ったものだ。幕張新都心地域での自動運転の技術的課題とその解決方法を検証するとともに、2023年3月のJR京葉線幕張豊砂駅開業を見据えている。くわえて、地域住民の生活に必要な旅客輸送の確保、都市の回遊性向上や街全体の賑わい創出に向けた、自動運転技術による移動サービス実装の可能性を検証することを目指す。

具体的な検証項目としては、技術検証項目として、車両・自動運転技術の検証と道路環境・交通環境への適用検証を実施する。車両・自動運転技術の検証では、LiDARによる自社位置推定技術、遠隔監視などを検証する予定だ。また、サービス検証項目としては、自動運転バスの社会受容性の検証と、自動運転バスサービスの事業性の検証を実施するという。

実証の走行ルート

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