川崎重工、水素混焼大型ガスエンジン販売 最大30%まで混合可能
2025/10/8(水)
川崎重工は9月30日、水素を30%まで混焼可能な大型ガスエンジンを世界で初めて販売開始すると発表した。
同製品は、川崎重工神戸工場において、2024年10月より都市ガスに水素を最大30%(体積比)混合した燃料に対して適用可能なガスエンジン発電設備(8MW級)として、水素供給やメンテナンス性など運用面での検証を進め、2025年9月に実証試験を完了したものだ。
また、同製品は、カーボンニュートラル社会の実現に向けたトランジション技術として、既設の設備やインフラを活用しながら水素の利用比率を高めていくことで、分散型電源として、現実的かつ持続可能な脱炭素化を進めることができるという。なお、川崎重工は、世界のカーボンニュートラル実現に向けて、引き続き、水素の利活用に関する技術開発に積極的に取り組んでいくと述べている。
(出典:川崎重工 Webサイトより)