近鉄バスら、夜間高速バスを使用した貨客混載事業開始
2021/12/6(月)
近鉄バス株式会社(以下、近鉄バス)、宮城交通株式会社(以下、宮城交通)、福山通運株式会社(以下、福山通運)、南東北福山通運株式会社(以下、南東北福山通運)は、大阪~仙台間夜行高速バス「フォレスト号」を使用した貨客混載事業を開始する。12月2日付のプレスリリースで明かした。
同事業では、近鉄バスと宮城交通が「フォレスト号」の車体下部の荷物スペースに荷物を積載して大阪・仙台のバス車庫まで輸送。その後、福山通運と南東北福山通運が、当日中に車庫から配達先まで届ける。主な顧客ターゲットとして、工業製品、部品、商品(日用品、衣料品)等を配送する事業者を想定しているという。また、今回の事業は、既存の高速バスの空きスペースを有効利用した運送サービスだ。このため、新たな投資を行うことなく旅客と貨物の相乗りにより輸送の効率化が図れるなど、さまざまな効果が期待できる。
なお、近鉄バスは、同事業により、自動車運送事業の維持と生産性向上を図る。そして、SDGsが目指す持続可能な社会の実現に一層貢献すると述べている。