ローソン店舗間で太陽光発電と電力シェア実証 遠隔制御エネマネも実施
2025/8/13(水)
KDDI、auエネルギーホールディングス、エナリス社、ローソンは8月8日、群馬県内のローソン店舗に設置した太陽光発電設備と蓄電池設備の電力を32店舗間で融通する実証実験開始を発表した。
同実証では、群馬県内のローソン26店舗に蓄電池設備を設置し、そのうちの2店舗にソーラーカーポートや垂直両面太陽光などの太陽光発電設備を設置。太陽光発電設備や蓄電池設備を設置することができない6店舗をくわえ、合計32店舗の電力を最適に統合制御する検証を実施する。さらに、エナリスの発電量予測技術や蓄電池の制御技術を活用し、店舗で発電・蓄電された再生可能エネルギーの電力を、太陽光発電設備の設置が困難な他店舗へ融通するという。
店舗にソーラーカーポート・垂直両面太陽光・屋根置き太陽光の3種類の太陽光発電設備と蓄電池設備を設置し、複数の店舗間で電力融通する取り組みは、国内コンビニエンスストア業界として初とのことだ※。
さらに、三菱HCキャピタル、そのグループ会社であるMHCリニューアブルネットワークス、MCリテールエナジー、ローソンは8月8日、分散型蓄電池を活用したソリューションを展開する。このソリューションの第一弾として、2026年3月をめどにローソンの約50店舗へ、蓄電池を設置し、遠隔制御による店舗群エネルギーマネジメントを行う。50店舗での検証結果を踏まえ、可能な範囲で設置店舗数を増やしていく予定だ。

電力の
需給バランス調整ソリューション
スキーム
※ エナリス社調べ、2025年8月1日時点(プレスリリースより)
(出典:ローソン Webサイトより)