小型モビリティのシェアサービス「LUUP」が都内で開始 電動アシスト自転車から
2020/5/25(月)
5月25日、都内で小型電動アシスト自転車を用いた短距離移動シェアサイクルサービス「LUUP(ループ)」が開始する。サービスと同名の株式会社Luupが発表を行った。同社によると、これまで各地で実証実験などを行ってきた電動キックボードやシニアカーの導入も今後予定しているという。
LUUP(ループ)は電動マイクロモビリティのシェアリングサービスだ。今回発表したシェアサイクルサービスの利用可能エリアは、東京都渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の6エリアの一部。
サービス開始時点では、飲食店や駐車場などの空きスペースを活用したLUUP専用ポート(駐輪場所)をエリア内に57カ所設置するが、今後3カ月で現エリアのポート数を2倍以上に増設するとのこと。
利用できる機体は、まずは小型電動アシスト自転車のシェアから開始し、将来的には電動キックボードやシニアカーなどの複数の電動マイクロモビリティの機体もポートに設置する予定。
なお、同サービスは短期間の実験の場合に適用される「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」に基づいて開始するもの。サービスを利用するには、スマートフォンで専用アプリ「LUUP(ループ)」のダウンロードが必要になる。現在アプリはiOS版のみで、Android版も順次対応予定だという。
利用者はアプリでポートを検索し、乗りたいマイクロモビリティ(サービス開始の5月25日時点では電動アシスト自転車のみ)を選択。機体の選択後、アプリでQRコードをスキャンすると開錠されて乗車が可能になる。
利用後は機体をポートに返却し、駐車時の写真を撮影すると利用完了という手順だ。
料金は初乗り100円/10分(10分以降は1分あたり15円追加)。機体台数はサービス開始時点では50台だが、順次台数を増やしていく予定。
街のために尽力する人を応援
また同社は、「LUUP for LOCAL HERO」というスローガンを掲げ、街中でのテイクアウトやフードデリバリー配送への対応にも力を入れるという。主な取り組みは以下の3つ。(1) 自転車およびポートの定期的な消毒・抗菌
(2) 街の飲食店のテイクアウト/デリバリーメニューをアプリ内マップから確認し、アプリ内の導線からお店に連絡することができる仕様を開発
(3) 期間限定の特別料金プランでの提供