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MaaS Tech Japan、CO2排出量可視化・分析サービス構築へ

2022/6/16(木)

株式会社MaaS Tech Japan(以下、MaaS Tech Japan)は、MaaSデータ活用によるCO2排出量可視化・分析サービスの構築を開始する。6月15日付のプレスリリースで明かしている。

現在日本では、「2050年カーボンニュートラル」実現に向け、さまざまな取り組みが進められている。モビリティ・交通分野におけるCO2排出量は、日本全体の18.6%(2021年 国土交通省調べ)と産業部門に次いで多く、この分野のCO2排出量削減は、日本全体のカーボンニュートラル実現に向け重要なテーマとなっている。

しかし、具体的な施策を検討する上で、エリア内の交通によって排出されているCO2量の全体像および、エリアや交通手段ごとの分布等を把握・モニタリングすることは容易ではない。このため、削減課題の特定や効果的な施策の検討が進んでいないという現状がある。

同事業は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「2022年度 研究開発型スタートアップ支援事業/地域に眠る技術シーズやエネルギー・環境分野の技術シーズ等を活用したスタートアップの事業化促進事業」において実施する。同事業の目的は、交通分野におけるCO2排出量の把握や分析、あるべき施策の検討を支援し、交通・モビリティ分野におけるカーボンニュートラルに向けた取り組みを加速させることだ。

MaaS Tech Japanは、同事業において、MaaSデータ統合基盤「TraISARE(トレイザー)」に新たな機能としてCO2排出量計算機能を実装する。これにより、エリア内の移動で発生している複数の交通手段や複数の事業者を跨いだCO2量の算出を実現する。事業期間は、2022年6月9日から2023年3月31日までの予定だ。

なお、同社は、今後も、交通・モビリティを取り巻くさまざまな分野・産業での応用を積極的に模索し、モビリティデータの活用による社会課題の解決に貢献すると述べている。

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