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MaaS Tech Japan、TraISARE活用のデモアプリ公開

2022/1/17(月)

デモの体験イメージ

株式会社MaaS Tech Japan(以下、MaaS Tech Japan)は、MaaSデータ統合基盤「TraISARE(トレイザー)」※を組み合わせた活用事例およびデモアプリを公開した。1月13日付のプレスリリースで明かしている。

TraISARE(Transport Information Store with Aggregator, Receiver and Encoder)は、鉄道、バス、タクシー、飛行機など、事業者ごとに異なる形式やフォーマットで保持されている多様な交通データをシームレスに共有し、分析・予測することを可能にした移動情報統合データ基盤。(プレスリリースより)

MaaS Tech Japanは、LINE株式会社(以下、LINE社)が進める全国各地のMaaSの普及拡大を支援する共同プロジェクトに参画。TraISARE×LINE APIによる新たなソリューションの創出に向け取り組んできた。

「TraISARE」は、MaaS Tech Japanが開発を進めていた移動情報統合データ基盤だ。2021年4月にβ版の開発が完了、2021年9月には、広島県の「モビリティデータ連携基盤構築業務」に導入・活用されている。




今回公開した活用事例およびデモアプリは、「LINE API Use Case」というサイト上で公開された。同サイトは、LINE APIに関する技術情報やユースケース、クライアント事例、デモアプリなどを紹介する専用サイトだ。

今回発表した内容は、移動に関するさまざまなデータを統合し、TraISAREに交通チケットやクーポン利用状況を蓄積するというものだ。さらに、公共交通の遅延や混雑情報などリアルタイム運行情報を連携させることで、一人一人の状況に合わせた情報を「LINE」を通じて提供する。

また、今回のデモアプリを使ったMaaSユースケースは、エンドユーザー目線で、外出前から帰宅までを擬似体験できる。さらに、並行してサービス提供者目線でクーポン配布後の利用者の移動状況など蓄積データを分析するダッシュボード(MaaSコントローラ)のイメージを確認できる。

なお、MaaS Tech Japanは、今回のデモアプリ公開を通じ、MaaSの開発・提供やデータ蓄積・効果検証に必要な基盤構築の手間を低減するという。さらに、MaaSに取り組む交通事業者・自治体を支援するとともに、価値あるMaaSの社会実装に貢献すると述べている。

(出典:MaaS Tech Japan Webサイトより)

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