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日産、EV充電を再生可能エネルギー100%にするシステム実用化検証

2022/1/17(月)

実証実験イメージ図

日産自動車株式会社(以下、日産)は、福島県浪江町(以下、浪江町)において、EVの充電電力を再生可能エネルギー(以下、RE)100%にする、エネルギーマネジメントシステムの実用化検証を開始する。1月12日付のプレスリリースで明かしている。

日産は2021年2月、浪江町、双葉町、南相馬市の3自治体と日産自動車を含めた全国8企業で、「福島県浜通り地域における新しいモビリティを活用したまちづくり連携協定」を締結した。2021年11月には、オンデマンド配車サービスの実証実験「なみえスマートモビリティ」を実施。2021年12月には、「なみえスマートモビリティ」実証実験の第2フェイズを実施している。




今回の実証実験は、浪江町にある商業施設「道の駅なみえ」保有のRE発電設備およびPCS(パワーコントロールシステム)と、浪江町の公用車であるEV「日産リーフ」を活用する。さらに、日産の充放電制御システムをPCSに搭載し、効率的なエネルギー運用を検証する。これにより、クリーンエネルギーの地産地消を促進するエネルギーマネジメントシステムの構築を目指す。

REは、気象状況により発電量にばらつきがあり、電力需給の不均衡という課題を抱えている。EVを蓄電池として利用し、EVの充放電を自立的に行うシステムを組み合わせることで、REの有効利用と系統電力の安定化が期待できる。

なお、日産は、浪江町における、エネルギーマネジメントシステムの実用化検証を通じ、浪江町が目指す「エネルギーの地産地消」、「ゼロカーボンシティ宣言」に貢献する。同時に、カーボンニュートラル社会の実現に貢献すると述べている。

(出典:日産 Webサイトより)

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