自動運転EVバスの走行実証 マクニカら、長野県上田市で準備開始
2023/5/12(金)
日置電機株式会社(以下、HIOKI)と株式会社マクニカ(以下、マクニカ)は5月11日、カーボンニュートラルを目指し、自動運転EVバスの導入に向けた取り組みを開始する。さらに、HIOKI本社工場とその周辺の公道にて、自動運転EVバスの走行実証実験の準備を開始するという。
同実証は、長野県上田市(以下、上田市)、上田電鉄株式会社(以下、上田電鉄)、上田バス株式会社(以下、上田バス)、千曲バス株式会社(以下、千曲バス)からの協力・支援を受けて実施する。また、同実証では、フランスNAVYA社製自動運転EVバス「ARMA(アルマ)」を使用する。同実証の目的は、HIOKI社員が持続可能な社会の実現に必要な最新技術を学ぶことを促進することだ。同実証を通じて、革新的な計測ソリューションの提供につなげていくという。
さらに、HIOKIは、実証実験の結果を踏まえ、自動運転EVバスを含めさまざまな施策の検討、試行を通じて複合的にCO2排出量の削減に取り組んでいく予定だ。また、実証実験やその後の運行で得られた知見を上田市内における他の事業者とも共有し、市内のCO2削減に向け積極的に貢献したいと述べている。
▼関係者のコメント
■上田市のコメント
スマートシティとゼロカーボンシティの推進を図るため、自動運転技術を備えた電気自動車による今回のプロジェクトは、先駆的な取組であり上田市の公共交通の課題解決にも応用できることを期待し、支援してまいります。
■上田電鉄のコメント
公共交通の拡大・充実を民間事業者が手掛けること、さらに近未来型交通への取り組みに関し、感動を覚えます。
今後とも、既存交通事業者との連携を深め、より良い公共交通の構築にともに取り組んでいきますことを期待しております。
■上田バスのコメント
これからの社会はSDGsの観点から電気自動車および自動運転を柱にした交通社会が到来することが必須で、弊社におきましても積極的に取り組み対応することが喫緊の課題でございます。日置電機様の社会実験に弊社も参加し、早期導入に向けて検討に入りたいと存じます。
■千曲バス
上田市内にバス路線を持つ弊社では、日置電機のプロジェクトとしてCO2削減のためにEVバスを導入し、公共交通の活用にもつなげたいという考えに賛同し、共によりよいまちづくりを目指したく自動運転EVバス導入プロジェクトに協賛させていただきます。
(出典:マクニカ Webサイトより)