マクニカと芙蓉総合リースグループが業務提携 自動運転の社会実装加速へ
2021/6/29(火)
株式会社マクニカ(以下、マクニカ)は、芙蓉総合リース株式会社(以下、芙蓉総合リース)、および芙蓉オートリース株式会社(以下、芙蓉オートリース)と業務提携した。6月16日付のプレスリリースで明かしている。業務提携の目的は、自動運転の社会実装の加速だ。
現在日本では、移動自由の確保やドライバー不足への対応、CO2削減や自動車事故削減など、交通に関わる多くの社会課題を抱えている。これら諸問題を解決するため、各自治体や交通事業者等が自動運転の導入検討を進め、自動運転の実用化に向けて実証実験に取り組んでいる。しかしながら、実証実験を行うには、プロジェクトの要件定義から技術、運用における検証項目及び調査方法の設定など、煩雑なプロセスが多く存在する。さらに、自動運転の走行には画像、センサー情報による自動運転プログラムの生成など高度な専門技術が不可欠だ。実証実験の運営においても安全な運行管理や検証データの収集などの対応が求められる。
また、実証実験のテストオペレーションの段階において自動運転車両を保有することは、設備投資や車両管理においても負担が大きい。このように、自動運転の実証実験には多くの課題が存在している。
今回の業務提携では、「自動運転実証実験支援サービスプログラム」を共同で構築し、実証実験におけるこれらの課題解決を目指す。マクニカは、実証実験の企画立案から自動運転の実装作業、オペレーションまで、相談窓口として実証実験をトータルサポートする。芙蓉オートリースは、マクニカからNAVYA(ナビヤ)製の自動運転車両「NAVYA ARMA」を購入、保有し、実証実験の実証車両としてマクニカに提供する。芙蓉総合リースは、基盤である自治体や交通事業者等に対し、サービスプログラムの提案活動を行う予定だ。
なお、マクニカと芙蓉リースグループは今後、自動運転のサービス運用向けの自動運転車両リースのプログラム開発を進める。さらに、芙蓉リースグループは、自動運転のサービス運用におけるメンテンナンスサポートの体制構築等を進めていきたいと考えているという。
(出典:マクニカ Webサイトより)