マクニカら4社、「自動運転実装ワンストップサービス」を共同開発
2021/12/9(木)
株式会社マクニカ(以下、マクニカ)、芙蓉総合リース株式会社(以下、芙蓉総合リース)、芙蓉オートリース株式会社(以下、芙蓉オートリース)、損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)の4社は、「自動運転実装ワンストップサービス」を共同開発し、提供する。12月8日付のプレスリリースで明かした。
現在の日本では、自動車事故の削減、ドライバー不足への対応、高齢者等の移動手段の確保、CO2削減など、交通に係わる多くの社会課題を抱えている。自動運転技術の活用は、これら多くの課題を解決するソリューションとして期待されている。
しかし、自動運転の実装には、自動運転車両の走行に関する高度な専門技術と知識が不可欠であり、かつ、高額な設備投資が発生する。また、国内において、自動運転車両のメンテナンスや搬送の体制、万が一事故等が発生した場合の責任関係が複雑であるという課題も抱えている。
マクニカは、自動運転技術の知見やコンサルティングの経験をベースに、実証実験の企画立案から自動運転の実装作業、オペレーションまで、ユーザーをトータルでサポートする。また、世界中のネットワークをいかして、ユーザーの要望、ユースケースに合わせた自動運転ソリューションを提供する。
芙蓉リースグループは、自動運転実証実験支援サービスプログラムを提供している。さらに、自動運転車両リースの事業基盤と保有する整備工場ネットワークをいかし、実装時の自動運転車両向けメンテナンスリースを新たに提供する。なお、マクニカと芙蓉リースグループは自動運転の社会実装の加速のために業務提携を行っている。
損保ジャパンは、自動運転導入をサポートするインシュアテックソリューション「Level IV Discovery」の開発を進めている。同社は、今回の協業を通じて、導入エリア・走行ルートに対する自動運転リスクアセスメントを提供。そして、自動運転専用保険プラン(自動車保険)やロードアシスタンスサービスといった運用を実施する上で必要なサービスを提供する。
このように各社の強みを組み合わせることで、自治体や各企業等の自動運転の実装をワンストップで支援する。さらに、今後、互いの保有する整備工場やレッカー事業者のネットワークを相互に共有し、自動運転のサービス運用におけるメンテンナンスサポート体制を構築する。
なお、マクニカ、芙蓉リースグループ、損保ジャパンは、それぞれの強みを組み合わせることで自動運転の社会実装を加速し、さまざまな社会課題の早期解決に貢献すると述べている。
(出典:マクニカ Webサイトより)