メロウ、「キッチンカーで街なか社食」提供開始 第一弾ではワコールと連携
2023/1/13(金)
株式会社Mellow (以下、メロウ)は、キッチンカーを社員食堂のように利用できる「キッチンカーで街なか社食」を開始する。1月12日付のプレスリリースで明かした。第一弾として、株式会社ワコール(以下、ワコール)と連携し、取り組みを開始する。
コロナ禍以降、多様な勤務スタイルが普及している。厚生労働省の就労条件総合調査によると、企業がかける福利厚生費は、食も含めて減少傾向となっている。さらに、出社率の低下や流動性が増したことから、社員への福利厚生の形に変化が起きていると推察される。この中で、福利厚生の代表だった社食は稼働率が下がり、固定費をかけ続けることが難しくなる企業が増えている。一方、社員へのサポートの形として、食の福利厚生ニーズは一定数存在している。
SHOP STOPは、コロナ禍以降もスペース増加を続けており、2022年11月の前年同月比で1.5倍の伸びとなっている。エリアによっては、徒歩10分圏内に約100店舗のキッチンカー利用を実現している。このため、同社は、エリア内のキッチンカーをシームレスに利用できれば、街なかを社食のように楽んでもらえると考えているという。
ワコールでは、生産性を高め、働き甲斐、およびワークライフバランスを向上させることを目的に、テレワークを導入している。現在、ワコール麹町ビルでは、在宅勤務の割合も増えており、効率的な社員食堂運営に課題があった。メロウと連携することで、新たな初期費用や固定費を必要とせずに、1週間あたりで50店舗のキッチンカーメニューを社員に提供することが可能となった。
具体的には、ワコール麹町ビルに勤務する400名を対象に、ワコール麹町ビルのほか、麹町半蔵門エリアのキッチンカー50店舗で使用できる社員割サービスを提供する。利用時に使える割引クーポンは、ワコールより毎日発行する仕組みだ。同取り組みは、1月5日~3月末に実施する。
▼関係者のコメント
■ワコール 総務担当 髙木氏のコメント
社員食堂に替わる「食」に関する福利厚生の形を検討するなかで、キッチンカーを通じた食の福利厚生提供は、出社率が流動的なアフターコロナにおいても効率的な運用が実現できると、今回の取り組みに至りました。キッチンカーの豊かな食を通じて従業員に還元できると期待しています。
■メロウ 担当 川嶋氏のコメント
かねてより、周辺の複数のSHOP STOPを活用いただくことができれば、よりキッチンカーの多様なメニューを楽しんでいただけるのではないかと考えていました。今回の取り組みにより、ワコール様の「従業員へ還元したい」「食堂に変わる新しい食のサポートを行いたい」という想いを共に実現でき、大変うれしく思います。従業員のみなさまにとってワクワクする新しい福利厚生の形となるよう、これからもサポートさせていただきます。