Mellow、関西エリア初進出 アプリと連携したフードトラックサービス開始
日本最大級のモビリティビジネス・プラットフォーム「TLUNCH」を展開する株式会社Mellow (以下「メロウ」)は、10月7日より関西エリアに進出することを発表した。
メロウはこれまで、
首都圏1都3県でフードトラックプラットフォームを運営してきた
ノウハウを活かし、
大阪万博などを皮切りに再開発が進む京阪神エリアでのTLUNC
Hサービスの提供を開始する。それに伴い、
関西では初となるフードトラックの出店情報のわかるアプリ「
TLUNCHアプリ」が利用可能となる。
飲食店を経営する上で、人件費の高騰や、
人材獲得の困難さは多くの飲食店経営者が頭を抱える課題だ。各都道府県の地方最低賃金審議会の発表によると東京、
神奈川では、はじめて最低賃金が1,000円を超えた。
大阪は946円とこれらの地域に次ぐ第3位。
全国加重平均値も901円と去年より27円上昇し、また4年連続で3%超の人件費の引き上げが行われていることからも、
最低賃金は今後も上昇していくと予測できる。
また、
帝国データバンクの調査によると2018年度は飲食店の人手不足
を背景とした販売不振からくる倒産・
休廃業の件数が過去最高を更新。あわせて、経済産業省の調査によると、
飲食店の営業利益率は他業種より低く、平均3.7%
といわれており、利益を確保するためには様々な困難がある。
そんな飲食ビジネスにおいて、
フードトラックは固定店舗ほど人件費をかけずに運営できるビジネ
スモデルだ。ランチなどの短時間集中のピークタイム時、
固定店舗は席数の制限や片付け、
接客などの理由から回転数をあげることが難しい。
一方で、テイクアウトが基本のフードトラックは、利用者への提供に特化するため少ない人数で運営することができる。さらに、初期投資は固定店舗の1/3ほど。そのため、
飲食店開業方法としてフードトラックを活用したいというニーズは
今後も増えてくると予想される。あわせて、大阪は東京、
神奈川に続いて第3位の大型都市のため、
空地活用が求められている。
メロウは大阪を皮切りに京阪神エリアでのサービス提供を開始することで、関西の飲食店が抱える「飲食店の利益の圧迫」という課題を解決し、同時に「空地活用」のニーズにも応える。今回の関西初進出を皮切りに、メロウは各地域における課題や特性に合わせたモビリティビジネスの展開をさらに進めていく。