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三菱ふそう、eCanterの使用済みバッテリー再利用の実証実施へ

2025/1/29(水)

「eCanter」と
「EnePOND EV Charger」

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下、MFTBC)は1月28日、同社のEV小型トラック「eCanter」の使用済みバッテリーを蓄電システムに再利用(リユース)する「バッテリーセカンドライフ」の実証実験を、2025年2月より実施すると発表した。

今回の実証では、「eCanter」従来型モデルの使用済みバッテリーを車両から取り外し、CONNEXX SYSTEMS株式会社が開発するEV用充電器一体型の蓄電システム「EnePOND EV Charger(仮称)」の電源として再利用する。

「EnePOND EV Charger」は、複数台のEVを同時に充電する際の既存の配電網への負荷を軽減し、停電時にもEV充電が可能だ。さらに、使用済みEVバッテリーの再利用により、低コストかつ短期間での充電インフラ拡充に貢献するとともに、使用済みEVバッテリーの寿命を伸ばすことができる。

実証の具体的な内容としては、京都府向日市市役所に「EnePOND EV Charger」を設置し、市のEV公用車の充電に使用する。また、2025年中盤を目途に、MFTBCの川崎製作所構内でも「EnePOND EV Charger」を EVトラック等の充電に用いる予定だ。

なお、両社は、今回の実証で「EnePOND EV Charger」の実用性を検証することで、使用済みの「eCanter」バッテリー再利用の用途確立と、2026年を目標とする実用化への検討を進めると述べている。



(出典:MFTBC Webサイトより)

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