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三菱ふそう、EVトラック向け「充電器・充電器設置サービス」提供開始

2022/9/30(金)

サービスのイメージ

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下、MFTBC)は、EVトラック向け充電器の導入サービス「充電器・充電器設置サービス」を、2022年9月より開始した。9月28日付のプレスリリースで明かしている。
同サービスは、車両の準備とともに、ユーザーのEVトラック運用パターンに合わせた最適な充電器の選定から設置工事までを、MFTBCがワンストップで対応するものだ。これにより、ユーザーのEVトラックの導入・運用をサポートする。

MFTBCは、同サービスの提供にあたり、複数の企業と新たに協業する。充電器の提供パートナーとして、日東工業株式会社(以下、日東工業)、およびニチコン株式会社(以下、ニチコン)と協業する。充電器の設置工事パートナーとしては、株式会社JM(以下、JM)、ならびに株式会社ミライト・ワン(以下、ミライト・ワン)と協業する。

具体的には、まずMFTBCが、ユーザーのEVトラックの用途や運用パターン、要望に合わせて、最適な充電器を紹介する。MFTBCは、日東工業の普通充電器(AC充電器)とニチコンの急速充電器(DC充電器)をはじめとしたラインアップを用意している。これらのMFTBC推奨の製品は、「eCanter」との互換性を確認しており、安心して使用できる。

また、MFTBCのパートナーの製品を使うことで、設置業者と充電器メーカーの密な連携が可能になる。これにより、ユーザーは設置後も充実したアフターサービスを利用できる。

くわえて、日東工業とニチコンの充電器は、「eCanter」次世代モデルの発売以後、FUSOのコネクテッドサービス「Truckonnect(トラックコネクト)」を通じて、クラウド方式の充電管理システム(CMS)を利用できる。CMSの活用によって、契約電力の超過防止や使用電力の平準化が可能だ。充電ケーブルについても、トラックのサイズを考慮して長いサイズを設定しており、ケーブル長に起因する充電制約を軽減する。

そして設置工事では、MFTBCがJM、もしくはミライト・ワンをユーザーに紹介する。JMとミライト・ワンは、これまで商業施設や公共施設、企業の事業所などへのEV向け充電器の設置工事を数多く手がけており、豊富な経験と知識をもとにEVトラック向け充電器の設置工事をスムーズかつ確実に行う。全国で事業を展開する2社が施工することで、工事品質の標準化を図るという。

MFTBCは、国内初の量産型電気小型トラック「eCanter」を2017年に発売以来、世界で約450台を納車してきた。「eCanter」の累計走行距離は600万kmを超え、ユーザーからの豊富なフィードバックをもとに改良を重ねた次世代モデルを2023年春に発売予定だ。なお、同サービスは、「eCanter」現行モデルから利用できる。

また、同社は、EVトラックをユーザーに使ってもらう上で必要不可欠な周辺要素をMFTBCの知見と経験でサポートする。そして、ユーザーのeモビリティへの変革を支援する包括的ソリューションプログラム「FUSO eモビリティソリューションズ」の展開を進めるという。「充電器・充電器設置サービス」は、同ソリューションの一環だ。最後に、同社は今後「FUSO eモビリティソリューションズ」のプログラムをさらに充実させていくと述べている。

■MFTBC チーフ・トランスフォーメーション・オフィサー(CTO) アレクサンダー・ルージング氏のコメント
「当社は最初の『eCanter』発売からの5年間の学びを生かし、EVシフトをお客様にとって容易なものとするため、『FUSO eモビリティソリューションズ』を展開します。『充電器・充電器設置サービス』によってお客様がスムーズかつ安心してEVトラックをお使いいただける環境を整えることで、お客様のEVシフトを後押しし、ひいては社会的なeモビリティの普及拡大につなげていきます」

(出典:MFTBC Webサイトより)

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