湘南モノレールは、ほぼ終日にわたり、7分30秒間隔の定時刻運行を行っている。さらに、これまでも、毎週、過去1週間の混雑情報を取りまとめ、30分単位の混雑情報データをグラフ化して発信してきた。

同サイトでは、曜日別の各駅の混雑傾向を15分単位で細やかに掲載する。当日のリアルタイム混雑情報も掲載するため、ユーザーは1・2本＝「15分ずらし」によって混雑を回避することも可能だ。

混雑情報の取得には、Locarise株式会社が提供する3Dカメラセンサーを用いる。同製品は、欧州の公共施設などでも導入実績が多く、EUにおける個人データ保護に関する法律GDPRにも適合している。

また、同サイトでは、地域の観光情報の提供や、お得なチケットのオンライン購入などにも対応する。12月1日時点では、大船駅のみの混雑情報を掲出しているが、12月中旬を目途に対象を全8駅に拡大し、より個々のユーザーのニーズに沿った情報を提供するという。観光情報やお得なチケットの情報も順次更新予定だ。

なお、同取り組みは、国土交通省事業の一環である「令和3年度人流データ地域課題解決モデル事業」により実施している。同サイトは、2022年2月末まで公開する予定だ。みちのりHDは、閲覧した人の意見や感想をもとに、その後の運用を検討すると述べている。