水素アシスト技術活用 ディーゼルエンジントラックのCO2削減効果検証
2023/7/6(木)
三菱商事エネルギー株式会社(以下、三菱商事エネルギー)らは、ディーゼルエンジン向け水素アシスト技術「D-HAT」を用いて、大型ディーゼルエンジン搭載トラックにおけるCO2削減効果を検証する共同実証試験を行う。
同実証は、エントランスフォーメーション株式会社、三菱商事エネルギー、上野輸送株式会社(以下、上野輸送)の3社で実施する。「D-HAT」は、米国スタートアップ企業Hydrogen On Demand Technologiesが開発・販売を行っているものだ。今回の実証では、上野輸送が保有するトラックの大型ディーゼルエンジン2台を対象にD-HAT1000を搭載し、燃料消費状況を測定し、省燃費によるCO2削減効果について検証する。同実証は、6月27日より開始している。
なお、3社は、燃費改善によるCO2削減効果が認められた場合には、PM※1・NOx※2削減効果、メンテナンスコストの削減についても効果検証の実証実験を予定している。さらに、三菱商事エネルギーが供給するバイオディーゼル燃料との併用も視野に、総合的なGHGおよび有害物質の削減効果を検証していくと述べている。
※1 粒子状物質のこと
※2 窒素酸化物のこと(プレスリリースより)
※2 窒素酸化物のこと(プレスリリースより)