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三菱電機、AI画像解析による飲酒推定技術開発 海外実用化も想定

2025/12/18(木)

飲酒状態検知技術の全体像

三菱電機は12月16日、運転中のドライバーのわき見や居眠りを検知する「ドライバーモニタリングシステム(以下、DMS)」の映像から非接触で取得した脈拍数や、車両制御情報などを組み合わせることで、運転中のドライバーの飲酒状態を推定する技術開発を発表した。

同システムの特長は、映像を解析して取得したドライバーの脈拍数、目の動きと、ハンドル・アクセル操作などの車両制御情報を組み合わせてAIで解析することにより、運転中のドライバーの飲酒状態を推定する点だ。飲酒による表情変化が分かりにくい場合でも、飲酒によって変化する脈拍数を判定に用いることで、飲酒状態を高精度に検知することが可能になるという。

また、同システムは、オークランド大学(米国ミシガン州ロチェスター)との共同研究において、さまざまなスキンタイプ、年齢、性別、人種のデータを収集し、欧州や米国での使用を想定した検証も完了している。三菱電機は、今後技術の改良や評価検証を進め、欧州や米国での法規・アセスメント化に合わせ2026年以降の実用化を目指すと述べている。

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