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三菱ふそう、EV使用済みバッテリーを「材料回収」 実証プラント設置へ

2024/9/13(金)

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下 MFTBC)は9月10日、シンガポールのスタートアップ企業・True 2 Materials Pte, Ltd (以下、T2M社)と共同で、EVの使用済みバッテリーの「材料回収」を行う実証プラントを、川崎製作所構内に設置すると発表した。
T2M社は、使用済み・廃棄バッテリーを、正負極材・電解質に再生する技術「トータルマテリアルリカバリー (TMR)」プロセスを開発している。同技術を活用することで、EVバッテリーの資源を最大99.9%回収することができる。くわえて、CO2の排出量をはじめ、分解処理による環境負荷を低減。金属処理のコストも低減できる見込みだ。

また、MFTBCは、実証プラントを用い、使用済みEVバッテリーをバッテリーセルメーカーがそのまま使用できるアノード・カソード(正負極材)※および電解質として回収する実証試験を2025年初頭に実施する。まずは日本国内での事業化を目指し、将来的には海外への展開の可能性も検討するという。
※バッテリーにおいては、電子流の向き(放電か充電か)によって、アノードとカソードはそれぞれ正極材にも、負極材にもなり得る。(プレスリリースより)
なお、MFTBCは、貴重資源の有効活用、効率的な再処理プロセスの開発によるバッテリー資源価値の最大化、それによるEVのトータルコストの低減を目指す。これらにより、ユーザーが車両の電動化を推進しやすい環境の整備に努めると述べている。

(出典:MFTBC Webサイトより)

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