JA三井リースら、電動車のバッテリー診断・放電サービス提供へ
2025/11/20(木)
JA三井リース、JA三井リースオート、電知、日本オートリサイクルは、電動車(HV含む)のバッテリー診断・放電サービスの展開を目指した実証実験を行い、日本オートリサイクルにおける正式な同サービス運用開始を発表した。
同実証では、リースの契約期間が満了した車両や廃車となったEV/HV車両を活用し、車載状態でのバッテリーおよび解体時に取り外されたパック型バッテリーに対し、CHAdeMO端子※1を用いた診断および放電処理の検証を実施。これにより、複数の車種・バッテリーに対応可能な診断・放電プロセスを検証するとともに、車種ごとの治具(専用アタッチメント)を開発している。
電知が提供するサービスは、持ち運び可能な機器を用いることで短時間・非破壊のバッテリー診断を可能にし、リサイクル現場や中古車販売店、整備工場など、場所を問わず迅速なバッテリー評価を実現する。診断には電気化学に基づく電気化学インピーダンス法※2を採用し、一般的な SOH測定※3では測定できない電池そのものの劣化度合いを直接計測するという。これにより、バッテリーのリユース・リパーパス・リサイクルの正確な判断が可能となる。さらに、この診断機器を用いた放電処理サービスも提供しており、リサイクル現場における発火リスクの低減や安全な保管・輸送を支援するとのことだ。
※1 EVやプラグインハイブリッド車向けの急速充電規格の一つで、充電の際に差し込む部分を指す。
※2 バッテリー内部の劣化状態や性能を非破壊で解析できる技術。多くの学術的根拠と論文に支えられており、精度の高いバッテリー診断が可能。
※3 バッテリーなどの健康状態を示す指標(SOH)を、車両の走行距離や年式等の間接的データを用いて推定されるため、正確な状態を把握するには限界があるとされている。
※2 バッテリー内部の劣化状態や性能を非破壊で解析できる技術。多くの学術的根拠と論文に支えられており、精度の高いバッテリー診断が可能。
※3 バッテリーなどの健康状態を示す指標(SOH)を、車両の走行距離や年式等の間接的データを用いて推定されるため、正確な状態を把握するには限界があるとされている。
(出典:JA三井リース Webサイトより)







