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三井不動産ら、不動産MaaS「&MOVE」発表 実証実験も実施

2021/12/23(木)

「&MOVE」サービスの特徴

三井不動産株式会社(以下、三井不動産)、株式会社ShareTomorrow(以下、ShareTomorrow)は、MaaSを不動産に導入する不動産MaaSの新サービス「&MOVE」を立ち上げた。12月22日付のプレスリリースで明かしている。

ShareTomorrowは、三井不動産グループ発の新規事業の開発・推進を担う会社として、2021年7月に設立された。2021年度中に複数の新規案件のローンチを予定している。

両社は、「&MOVE」の第一弾として、三井不動産グループが開発・運営する商業施設・ホテル・マンションへの導入を開始。各施設のユーザーに向けて、「Whim」やコミュニケーションアプリ(SNS)を活用し、コロナ禍を契機に加速するライフスタイルの多様化に応えるサービスを提供する。「Whim」は、MaaS Global社(フィンランド)の提供しているアプリであり、三井不動産とは2019年より資本業務提携を行っている。



「Whim」を活用したサービスでは、各施設のユーザーに、用途に合ったモビリティと料金プランを提供する。「Whim」では、以前よりタクシー、カーシェア、シェアサイクルが利用可能だった。株式会社NearMeとの連携により、シェアード・シャトル(オンデマンド型相乗りサービス)が新たに利用できる。

コミュニケーションアプリ(SNS)を活用したサービスでは、各施設のユーザーに、仕事用のワーキングスペースや日常のくらしで利用する店舗・サービス施設等、適した情報を提供する。

また、両社は、三井ガーデンホテルズ、三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲(以下、アーバンドック ららぽーと豊洲)、パークアクシズの3カ所で実証実験を実施する。三井ガーデンホテルズでは、宿泊客を対象に、ホテル周辺スポットや周遊ミニツアーの情報と、シェアサイクルワンデーパス(1000円)等の乗り放題料金を提供する。

アーバンドック ららぽーと豊洲では、門前仲町エリアを往復するシェアード・シャトルサービスを導入。買物金額の5%分を交通費で還元(最大1000円分まで)する予定だ。パークアクシズでは、入居者向けに専用モビリティ(カーシェア、シェアサイクル)をマンション敷地内に設置する。個別課金(都度払い)のほかに、定額プランも提供するという。

(出典:三井不動産 Webサイトより)

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