三菱地所設計、電動キックボードプロトタイプ製作 折り畳み機能も実装
2023/8/9(水)
株式会社三菱地所設計(以下、三菱地所設計)は8月4日、新時代のモビリティについてのアイデアをまとめたブックレット「SMS:Seamless Mobility System」を作成したと発表。同誌掲載のモビリティのひとつである電動キックボードの実機(プロトタイプ)を製作している。
「SMS:Seamless Mobility System」は、「都市・建築・人をつなぎ合わせるツール」と位置づけた新時代のモビリティについてのアイデアをまとめたものだ。さらに、「SMS」では、「都市:まちの中を移動する都市交通」、「建築:建物内における移動手段(エレベータ等)」、「人:身体拡張ツール(車いすや歩行支援ロボット等)」というそれぞれの移動を1つに融合することを提案している。これにより、建物内外を問わず人の移動をシームレスにし、人びとのより自由な空間利用を可能とし、都市に多様性や可変性を与えるという。また、今回プロトタイプを製作した電動キックボード「Scooter PM01」は、折り畳み式によるコンパクト化を徹底したものだ。3Dプリンタでのデザイン検証などを経て、薄型ボディにモーターとバッテリを搭載している。ハンドル・ボディ等には折り畳み機構を実装し、「傘のような持ち運び」を可能としているという。
(出典:三菱地所設計 Webサイトより)