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国交省、グリーンスローモビリティ導入・活用検討に向けた手引き発表

2021/5/31(月)

グリーンスローモビリティの例

国土交通省(以下、国交省)は5月25日、「グリーンスローモビリティ活用のあり方検討会」を設置し、グリーンスローモビリティの導入と活用の検討に必要なポイントや注意事項等を整理し、新たに取りまとめた手引きを発表した。
グリーンスローモビリティ(略称:グリスロ)は、時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスであり、その車両も含めた総称だ。国交省は、環境への負荷が少なく、狭い路地も通行が可能で、高齢者の移動手段の確保や観光客の周遊に資するグリーンスローモビリティの普及を進めるため、活用検討のための実証調査を2018年度より実施している。

今回の手引きは、これまで実施してきた実証調査等を通じて蓄積した知見を踏まえ、「グリーンスローモビリティ活用のあり方検討会」を設置し作成した。グリーンスローモビリティの導入を考えている地域の実務者に手引きとして活用してもらうことを想定しているという。

グリーンスローモビリティのコンセプトは、「低速の小さな移動サービス」、「乗って楽しい移動サービス」、「コミュニケーション装置」の3つだ。従来の公共交通ネットワークの補完、車内外とのコミュニケーションの充実、福祉面でのお出かけ支援、地域の賑わい創出といった多様な副次的効果を持っている。既に広島県福山市、茨城県境町、福井県永平寺町など複数の市町村が導入している。


(出典:国土交通省 Webサイトより)

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