国交省、3D都市モデルなどとのデータ連携拡充 3D地形図表示も可能に
2021/8/16(月)
国土交通省は、従来の2D地形図に加え3D地形図での表示が可能となるとともに、3D都市モデル(PLATEAU)などとのデータ連携を拡充した。8月6日付のプレスリリースで明かしている。
国土交通データプラットフォームでは、国土に関するデータ、経済活動に関するデータ及び自然現象に関するデータを検索、表示、ダウンロードすることができる。目的は、業務の効率化やスマートシティの推進、産学官連携によるイノベーション創出だ。今回の発表により、国土交通データプラットフォームで従来の2D地形図に加え3D地形図での表示が可能になった。また、3D都市モデル(PLATEAU)などとのデータ連携が拡充されている。今回追加されたデータは、「3D地形図、3D都市モデル」「全国道路・街路交通情勢調査」「東京都ICT活用工事データ」「要素技術の研究開発」の4種類だ。「3D地形図、3D都市モデル」からは、3D地形図(国土地理院標高DEM)を新規追加した。Project PLATEAU(プラトー)によって整備された29都市の3D都市モデルも追加している。今後順次、全56都市の3D都市モデルを公開予定だ。
「全国道路・街路交通情勢調査」からは、2015年度全国道路・街路交通情勢調査の一般交通量調査結果を追加した。「東京都ICT活用工事データ」からは、東京都が行ったICT活用工事での点群データを13件追加している。「要素技術の研究開発」では、2次元CAD図面から3次元モデルを自動で作成する技術に関する研究開発を追加。さらに、電子成果品のメタデータを自動で作成する技術に関する研究開発も公開している。
(出典:国土交通省 Webサイトより)