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mobby ride、トヨタ自動車九州へ電動キックボードを110台導入

2020/6/19(金)

導入される電動キックボード「mobby」。

株式会社mobby ride(以下、mobby ride)とトヨタ自動車九州株式会社(以下、トヨタ九州)は8月末までに、mobby rideのシェア型電動キックボード「mobby(モビー)」をトヨタ九州の宮田工場に110台導入する。両社は今回の導入により、宮田工場内の移動の効率化を推進するという。
mobby rideが開発する電動キックボード・mobbyは、遠隔管理が可能な点が特徴。開錠/施錠はLINEアプリ上で行うとともに、GPSと通信機能による走行可能エリアや速度、利用者の制限や、利用者ごとの走行ログの確認も可能だ。日本国内で免許不要、完全セルフサービスで電動キックボードのシェアリングサービスを展開しているのはmobby rideのみだとしている。

mobby rideは、トヨタ九州が主催する協働協創プログラム「ひらめきスプリント」の一環で、2019年10月に10台のmobbyを宮田工場に導入し、実証実験を進めてきた。2020年6月時点で70台のmobbyが稼働しており、実験開始からの累積の走行距離は3,000kmを超えているとのこと。

通行可能エリアの決定や利用希望者への講習会実施により本格導入のめどが立ったため、追加でmobbyを100台導入する。

利用する工場の従業員からは、構内バスに縛られない点や、楽に運転できる点が評価をされているという。

実装場所となるトヨタ九州の宮田工場は、東京ドーム約24個分にもなる広大な敷地を有し、従業員の移動方法に課題があった。この課題に対処すると共に、(1)スタッフと現場の連携強化、(2)業務用車の削減、(3)さまざまなモビリティに触れる機会の創出、の3点を目指し、工場ではスタッフと現場を繋ぐ「工場ワンマイル移動」を推進している。運用方法の最適化や非接触充電ステーションなどの周辺サービスの検討、他モビリティとの共存検討などを進めて、工場内移動のさらなる最適化・効率化を図る方針だ。

宮田工場での導入をきっかけに、新型コロナウイルスの感染拡大による一人乗りモビリティーの需要拡大も鑑みつつ、mobby rideはさまざまな業種への展開を視野に入れたサービス化を目指す。

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