トヨタとソフトバンクの共同出資会社「MONET」、オンデマンドシャトルの実証実験を丸の内で実施
2019/2/18(月)
車内イメージ(「ビジネスパーソン」向け車両)
(出典：モネ・テクノロジーズ プレスリリース)
トヨタ自動車とソフトバンクが共同出資を行い設立したMONET Technologies(モネ・テクノロジーズ、以下「MONET」)は、三菱地所と次世代のモビリティ社会を見据え、MaaS(Mobility as a Service)の実現に向けた移動時間の変革に関する検討を開始すると発表した。両社は、自動車の車内空間を有効活用することで、これまでの「移動時間」を、働く時間や家族と快適に過ごす時間などに変えるとともに、車内での物品販売など、新たなモビリティサービスの検証を行う。
まずは、2019年2月26日（火）～3月22日（金）の間、東京・丸の内エリアに勤務する人を、スマートフォンのアプリケーションで選択した場所から勤務地付近まで送迎するサービス「オンデマンド通勤シャトル」の実証実験を実施し、サービスのニーズやオペレーションの検証を行う。Wi-Fiサービスの提供や膝上テーブルの設置などにより車内をオフィススペースとして利用できるようにしたり、保育施設の利用者が子どもと快適に通勤できる空間を作ったりするほか、車内で軽食などを販売するなど、車内空間を活用した新たなサービスの可能性についても検証する。なお、実証実験は、「ビジネスパーソン」向けと「ワーキングパパ・ママ」向けの2つを実施する予定。
両社は本実証実験の結果などを踏まえ、今後の自動運転時代を見据えて、通勤に加えて、商業施設や空港への移動など、さまざまなシーンにおけるモビリティサービスの事業化について検討を進め、最先端のモビリティサービスにより時間や空間に縛られない街の実現を目指す方針だ。
実証実験の概要
「ビジネスパーソン」向け実証実験
[日時] 2019年2月26日(火)～ 3月22日(金)朝は6：30～9：30、夜は17：45～20：30の時間帯で運行。休日を除く。
[送迎エリア]吉祥寺、豊洲、川崎、上野、等々力、赤坂エリア～丸の内エリア
[対象者]大手町・丸の内・有楽町エリアで三菱地所株式会社が運営・管理するビルに勤務する人(野村総合研究所、古河電気工業の従業員など)。休日を除く。
[運行車両]トヨタ アルファード 2台
[料金]無料
[主催]三菱地所株式会社、MONET Technologies株式会社
[協力]日本交通株式会社、スカイファーム株式会社
[車内サービス]Wi-Fiサービス・膝上テーブルの提供、充電プラグの設置、軽食の販売など
「ワーキングパパ・ママ」向け実証実験
[日時] 2019年2月26日(火)～ 3月22日(金)朝は6：30～9：30、夜は17：45～20：30の時間帯で運行。休日を除く。
[送迎エリア]丸の内を中心とした半径3km圏内
[対象者]三菱地所株式会社が協力を依頼した上記圏内にある保育施設の利用者(アルファコーポレーション、ポピンズ、三菱地所プロパティマネジメントが運営する保育施設の利用者など)
[運行車両]トヨタ エスクァイア 1台
[料金]無料
[主催]三菱地所株式会社、MONET Technologies株式会社
[協力]日本交通株式会社、スカイファーム株式会社
[車内サービス]チャイルドシートの設置、絵本の提供、軽食の販売など
車内イメージ（「ワーキングパパ・ママ」向け車両）
(出典：モネ・テクノロジーズ プレスリリース)
トヨタ アルファード（「ビジネスパーソン」向け車両）
(出典：モネ・テクノロジーズ プレスリリース)
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