MoT、アプリによるホテル向け配車機能開発 翌朝のタクシー手配も可能
2021/9/10(金)
株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)は、タクシー注文が可能となるホテル向け配車機能を開発した。9月8日付のプレスリリースで明かしている。
ホテルのフロントでは、顧客サービスの一環としてタクシー手配を代理で行う場合がある。しかし、チェックアウト業務と同じタイミングでタクシー手配が発生することでフロント業務が逼迫されてしまうなど、対応しきれない場合もある。MoTは、タクシーアプリ「GO(ゴー)」を展開している。今回開発した機能では、QRコードを読み取ることで出発地が自動入力される。これにより、日頃アプリでタクシー注文を行っていないユーザーでも、簡単にタクシーを呼ぶことが可能だ。同機能を活用することで、土地勘が無い場所でも、客室内から自分のスマートフォンでタクシー手配を行うことができる。
同機能は、2021年9月より大手ホテルチェーンを中心とした199ホテル約4万室の客室に設置した。主な設置ホテルは、ワシントンホテル(藤田観光株式会社)、ホテルウイングインターナショナル/テンザホテル(株式会社ミナシア)、京急EXイン(株式会社京急イーエックスイン)などだ。
また、同アプリには、25分後から7日後までの希望日時にタクシー手配ができる「AI予約」機能がある。この機能とホテル向け配車機能を組み合わせて活用することで、宿泊翌朝のホテル発のタクシー手配も可能だ。
なお、同社は、首都圏・京阪神・名古屋・札幌・福岡など大都市圏のホテルを中心に、客室内へのPOP設置を進めていく予定だという。