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「空飛ぶクルマ」のルート想定 中部国際空港~志摩市で実証実験を開始

2021/1/12(火)

使用するヘリコプター「ベル430」

使用するヘリコプター
「ベル430」

中日本航空は6日、名古屋鉄道、ANAホールディングス(以下、ANAHD)とともに、三重県との受託契約に基づき、「空飛ぶクルマ」が実用化された際のルートを想定したヘリコプターによる実証実験を行うと発表した。
※電動・垂直離着陸型・自動(無操縦者)など、身近で手軽な空の移動手段として期待されている新たな空のモビリティ
三重県志摩市と中部国際空港は、高速道路を利用しても約2~3時間程度かかる。しかし、空を使った移動であれば約20分と大幅に時間を短縮でき、交通利便性が大きく向上する。今回の実証実験では、「空飛ぶクルマ」の代替としてヘリコプターを活用した実証実験を行う。

今回の実証実験は、空港内で旅客便から「空飛ぶクルマ」への乗り継ぎを想定して行う。三重県内のテーマパークである志摩スペイン村と中部国際空港間における旅客輸送、実際の旅客機を利用した旅客の中部国際空港での乗り継ぎ、地上交通を利用した旅客の志摩スペイン村や中部国際空港での乗り換えを実際に行い、ルート飛行における法令や手続きに関する課題の抽出、空港や場外離着陸場における利便性確認に取り組む。

実証実験は志摩スペイン村から中部国際空港までの片道約60㎞で実施。13日と14日に各日1往復の2フライト、合計4フライトを予定している。悪天候などヘリコプターの運行に影響を及ぼす恐れがある場合は、予備日の27日・28日へと延期する。

飛行区間

飛行区間


場外離着陸場の設置や運航にかかる手続きおよび申請などは、中日本航空が担当する。名古屋鉄道が場外離着陸場まで、および離着陸場からの人員輸送を支援し、ANAHDが中部国際空港内での旅客誘導を行う。三重県は地域および関係者との調整などを担う。

(出典:中日本航空 Webサイトより)

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