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ナビタイム、「NAVITIME Travel Platform」提供へ

2022/8/22(月)

株式会社ナビタイムジャパンは、観光情報コンテンツや旅程作成の機能を提供する「NAVITIME Travel Platform」を提供開始する。8月16日付のプレスリリースで明かした。
同社は、2016年にトラベル事業をスタートして以来、さまざまな取り組みを通じて、自治体・DMO(観光地域づくり法人、Destination Management Organization)やエリアマネジメントを担う民間企業と連携している。連携のなかで、「観光客が地域内をどのように周遊されているのか把握できていない」という課題の相談を受けていた。ほかにも、「地域で整備した旅行情報を利用者に見てほしい」「周遊きっぷの企画・販売に合わせて旅行計画を立てられるコンテンツを導入したい」「MaaSプロジェクトを考えていて、さまざまな交通手段が連携できる行程管理機能が欲しい」といった要望も寄せられていた。

同プラットフォームは、こういった課題や要望をもとに周遊観光に関連するあらゆる課題の解決を目指している。「NAVITIME Travel Platform」の、事業者に向けた主なコンテンツは、観光コンテンツの拡充、広域周遊促進、マーケティング・分析だ。観光コンテンツや移動情報の提供から分析までをワンストップで実施できる。
観光コンテンツの拡充では、観光データである「NAVITIME Travel Guide Data」を活用し、同社が管理・運用している約4万件の観光スポットデータや、豊富な観光記事情報をAPI形式で提供する。各情報は、日本語だけでなく、多言語でも提供が可能だ。

広域周遊促進では、プランニングパッケージである「NAVITIME Travel Planning」を活用する。これにより、観光スポット情報を、公共交通、車、徒歩、自転車などさまざまな移動手段を考慮した経路検索や地図と組み合わせて旅程化することが可能だ。

観光事業者が持つ観光情報(記事、スポット情報、モデルコース等)の情報とも連携でき、管理ツールを活用することによりスポットの追加や編集も可能だ。おすすめしたいスポットをレコメンドする機能も利用できる。

マーケティング・分析では、今後提供予定のデータ分析ツール「NAVITIME Travel Insight」を活用する。同ツールでは、「NAVITIME Travel Planning」等で提供するコンテンツをもとに、利用者の検索情報や作成した旅程のデータを収集し、傾向を分析できる。よく選択されている人気スポットのランキングや、スポット間の相関データをもとに、今後各事業者が観光施策の方針を策定する上で参考となる旅行者の行動等のマーケティングデータの取得が可能だ。

なお、同社は、「NAVITIME Travel」を個人向けに提供してきたノウハウを生かして、利用者の観光行動の変化に対応しながらサービスの質を高める。さらに、法人ユーザーの多様なニーズに応えることで、旅行者と観光事業者それぞれの課題解決支援、および利便性・満足度の向上を目指すと述べている。

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