ナビタイム、AIによる駅混雑予測を活用した推奨出発時刻等を提供開始
2024/11/18(月)
株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイムジャパン)は11月15日、乗換案内アプリ「乗換NAVITIME」で、AIによる駅混雑予測に基づき、ルート検索結果で提示する乗換時間に間に合わない可能性がある場合に、混雑を考慮した推奨出発時間や到着予定時刻、混雑する乗換駅を避ける代替ルートを提案する機能を提供開始を発表した。
同機能は、ナビタイムジャパンが蓄積する検索ログや経路探索技術を用いて、時系列解析のAIモデルが駅の混雑具合を予測し、駅構内を歩くことができる速さ(最大歩行速度)を算出するというものだ。最大歩行速度と、ユーザーがアプリ上で設定する歩行速度を比較し、次に乗車する電車のホームまでの移動距離や時間帯、イベントなど突発的な要因による混雑、駅の大きさ(許容量)等を考慮する。さらに、通常の乗換時間では間に合わない場合、到着時刻を設定してルート検索したときは、推奨出発時間や混雑する乗換駅を回避する代替ルートを提示する。出発時刻を指定したときは、余裕を持って乗換できる次の列車を提案し、到着予定時刻を確認可能だ。くわえて、ルート詳細画面で、最大歩行速度に応じて3段階で矢印を表示。矢印を表示し、矢印が多いほど混雑で歩くスピードがゆっくりになるという仕組みだ。
なお、同社は、休日や年末年始での電車移動、通勤や通学でいつもと異なる時間に移動する際などに、慌てず安心して移動するための一助として利用して欲しいと述べている。