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国立循環器病研究センターとパナソニック、PiiMoを使った移動支援の共同研究に合意

2020/12/25(金)

PiiMo

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国立循環器病研究センター(以下、国循)とパナソニックは21日、国循の病院内でロボティックモビリティPiiMo(ピーモ)を使った移動支援機能の有効性検証に関する共同研究への合意を発表した。
PiiMoは、パナソニックが11月に発表した追従型ロボティックモビリティ。移動困難者の移動をサポートする目的でWHILLと共同開発した。パーソナルモビリティであるWHILLをベースに、独自の安全技術、制御技術を搭載。空港、駅などさまざまな環境で実証実験を行っている。パナソニックプロダクションエンジニアリング(以下、PPE)とWHILLとの間では、パーソナルモビリティの供給などに関する契約を締結済みだ。

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今回の共同研究の目的は、患者や介助を行う家族、看護師などの負担軽減だ。大型の病院でX線、CT・MRIなどの画像検査、血液検査などの各種検査を受けると、受け付けや診察を含めた移動距離は延べ数kmにもおよぶという。これが大きな負担となっていた。ロボット技術を用いた患者移送を実用化することで、医療現場における深刻な人手不足解決を目指す。

今回の共同研究は、12月16日から来年1月31日までの間の4週間程度で実施予定。外来患者や入院患者の移動時に試用し、次世代型モビリティの安全停止機能、追従走行機能といった、移動支援機能の有効性を検証する。

国循とパナソニックは、今回の研究を通じて、移動が困難な人が快適に受診できる病院環境づくりと高度な安全性を要求される病院内でのロボティクス技術の活用拡大により、ロボティクス社会の実現に貢献していくと述べている。

(出典:国立循環器病研究センター、パナソニック Webサイトより)

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