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AIで事前学習なしに作業行動認識、倉庫や建設現場で使用可能 NEC開発

2025/9/2(火)

日本電気(以下、NEC)は8月27日、複数のカメラでなければカバーできないような物流倉庫・工場や建設現場などの広い作業エリアで、複数の作業員の作業行動を、現場映像を用いた事前学習なしで認識し、データ化できるAI技術開発を発表した。

同技術の特長は、テキスト入力だけで映像中の作業行動を認識できるため即日導入可能という点だ。ピッキング作業に対しては「棚から荷物を取り出している」、台車運搬作業に対しては「台車を押して運んでいる」といった作業行動の説明テキストを入力するだけで認識できるという。

さらに、同技術では、複数のカメラを跨いで移動する作業員を服装など外観の特徴に頼ることなく識別し、現場全体で長時間に渡って作業員ごとの作業行動実績をデータ化できるため、広域の現場全体の最適化に貢献するとのことだ。

なお、NECは、同技術について、産業現場に即座に導入できるため、これまで実現できていなかった作業現場全体の可視化を加速し、作業効率の向上、人的リソースの最適配分、ワークフローの適切化などに貢献する。そして、2026年度までに同技術の実用化を目指すと述べている。

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