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【MaaSアプリ等に利用】JR東日本、New Relic One導入

2022/3/31(木)

東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は、New Relic株式会社(以下、New Relic)のオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic One」を導入した。New Relicが3月29日付のプレスリリースで明かしている。

JR東日本では、グループ経営ビジョン「変革 2027」において、「シームレスな移動」「総移動時間の短縮」「ストレスフリーな移動」を実現することを目指している。この実現のために、 移動のための検索・手配・決済 をオールインワンで提供する「モビリティ・リンケージ・プラットフォーム」を構築中だ。

New Relicは、アプリケーション、インフラストラクチャ、ユーザー側の顧客体験状況などを観測できる可観測性プラットフォームを提供している。このプラットフォームを活用することで、デジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決することができる。

JR東日本は、モビリティ・リンケージ・プラットフォームの開発や運用に、可観測性プラットフォームのNew Relic Oneを導入する。モビリティ・リンケージ・プラットフォームは、MaaS事業部門が手掛ける「Ringo Pass」「JR東日本アプリ」「TOHOKU MaaS」といった複数のサービスの共通基盤として構築されている。アカウント管理、認証、決済、外部連携などを共通の仕組みとして JR東日本の各種サービスから利用することができる。

今回の導入の目的は、複数のサービスにまたがってユーザー体験に影響するような問題の予兆検知と迅速な原因特定を行うことだ。さらに、アプリケーション開発時の性能テストから本番環境のモニタリングまでを一気通貫で実現するためにも活用するという。

▼関係者のコメント
■JR東日本 MaaSサービス開発グループ 安藤 優氏のコメント
「JR東日本は、鉄道事業を中核にSuicaの導入や駅ナカ開発などを通じてお客さまの利便性向上に取り組んできました。私たちは、『人の流れをつくる』鉄道事業を担うJR東日本だからこそ提供できる、お客さま価値の高いモビリティサービスを創造し、新しい時代の社会インフラとなる事業へと成長させていきたいと考えています。私たちのビジョンを具現化するために、New Relic Oneの可視化する情報がさまざまなシーンで役立てられることを期待しています。」

■New Relic 代表取締役社長 小西 真一朗氏のコメント
「東日本旅客鉄道株式会社のビジネス成長とイノベーションにNew Relicが貢献できることを大変光栄に思います。モビリティ・リンケージ・プラットフォームは日本の移動の概念を進化させるMaaSの最先端の取り組みであり、New Relicもそのミッションを強く支援したいと考えています。すでに本番環境でも New Relic One が採用されている モビリティ・リンケージ・プラットフォーム を中心に、鉄道だけではない移動手段の利便性や信頼性の向上に全力で貢献していきます。」

(出典:New Relic Webサイトより)

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