日本工営、西新宿エリアにおける自動運転の実証実験プロジェクトを選定
2022/8/2(火)
日本工営株式会社(以下、日本工営)は7月28日、西新宿エリアにおける自動運転の実証実験プロジェクトの選定結果を発表した。
東京都は、「未来の東京」戦略において、2025年の無人自動運転による移動サービスの実現を政策目標として掲げている。2021年度は、「スマート東京先行エリア」として先行的に5Gを整備している西新宿エリアにおける自動運転の早期事業化(2023年度)を目指し、2件のプロジェクトを実施した。今回選定したプロジェクトは、「西新宿エリアバス路線の自動運転営業運行に向けた技術・運用検証および持続可能なサービスモデルの検証」だ。京王電鉄バス株式会社が代表となり、2022年12月中旬から2023年1月末まで実施する。
主な検証内容は、「自動走行機能」、「運賃収受・乗車システム」、「車内の安全確保・接客技術」だ。「自動走行機能」では、 障害物検知機能の向上、車線変更機能の追加、路側センサーの設置による路上駐車車両の回避を検証する。さらに、自動ブレーキ機能の向上や信号協調による停止・発進・右左折の自動化も検証項目に含まれている。
「運賃収受・乗車システム」では、事前決済システム、およびQRコードを活用した乗車システムを検証する。「車内の安全確保・接客技術」では、5Gを活用した車内遠隔監視、車内ロボットを利用した遠隔接客、バス停における遠隔乗車案内、および利用客の乗車意思確認の自動化を検証予定だ。
同プロジェクトでは、ほかにも窓ガラス・車内サイネージを活用したコンテンツ配信を活用した収益性の向上も検証する。なお、詳細は、以下で公開されている。
https://autonomouscar-tokyo.jp/nishishinjyuku/2022kettei_n.html