西鉄とネクスト・モビリティは、2022年3月に宇美町と「宇美町における持続可能な公共交通体系の構築に向けた研究に関する協定」を締結。宇美町における公共交通ネットワークについて研究を行っていた。研究の結果、現在宇美町エリアで運行している福祉巡回バス(ハピネス号)を廃止し、宇美町全域で「のるーと」を2023年2月1日から導入する。

LINEでオンデマンドバスの予約が可能となるのは九州初だ。のるーと専用アプリのダウンロードをしなくても利用ができ、LINE上で利用者登録から乗車予約までが完結する。

LINEは、シニア層においても高いインストール率※ となっている。ネクスト・モビリティは、LINEを通じての利用が可能となることにより、シニア層だけではなく、観光客やイベント参加者といった初めて訪れる人でも使いやすい交通モードになると考えているという。さらに、自治体のLINE公式アカウントと連携することで、効果的に周知を行い、認知から利用までをシームレスにつなぐ予定だ。

なお、ネクスト・モビリティと西鉄は、今後も利便性が高く、地域に根差した公共交通ネットワークの構築に貢献していくと述べている。