西鉄、自転車を車内に持ち込める「サイクルトレイン」の実証実験開始
2021/10/12(火)
西日本鉄道株式会社(以下、西鉄)は、自転車を折りたたまずそのまま車内に持ち込める「サイクルトレイン」の実証実験を行う。10月7日付のプレスリリースで明かした。10月23日より、西鉄天神大牟田線において実施する。
近年、自転車は、コロナ禍で密を避ける移動手段として注目を集めている。さらに、地球環境にやさしい気軽なアウトドアレクリエーションとしても人気を集めている。また、自治体によるサイクルツーリズムの推進や鉄道会社による「サイクルトレイン」の導入など、観光促進に自転車を活用する動きが活発化している。福岡県もサイクルイベントの企画やコース整備などを行っており、西鉄は自転車へのニーズが今後ますます増大すると予想している。
同実証実験では、土曜、日祝日の昼間の時間帯における特急列車限定で、自転車を車内に持ち込むことが可能だ。6両編成の車両の1両を自転車持ち込み可能車両とし、乗車運賃のみで利用できる。
なお、同社は、今後本格導入を目指し、ユーザーの意見を取り入れながら、運行日や運行時間、対象駅などについて検証を進めるという。将来的には、サイクルトレインを普段の買い物やサイクリングに利用してもらうことで、ユーザーのさらなる利便性向上を目指す。同時に、同社は、福岡県および福岡県観光連盟が推進するサイクルツーリズムの取り組みと連携し、イベントの開催などを検討すると述べている。
(出典:西鉄 Webサイトより)