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日産が医療用ガウンの生産を開始 3万着の提供を目指す

2020/5/25(月)

医療用ガウンを生産する様子

(写真:日産自動車 プレスリリースより)

日産自動車株式会社(以下、日産)は、日産グループの各生産工場で医療用ガウンの生産を開始。事業所を置く地元自治体を通じて医療現場に提供することを発表した。
日産の発表によると、医療用ガウンの製造にあたっては産業医のアドバイスや神川県庁からの要望を取り入れ、日産の生産技術開発部署が中心となり開発を行ったとのこと。

デザイン面では、ガウンを脱ぐ際に汚染されたガウンの表面に頭や顔が触れないこと、かつ袖が覆われていること等のポイントに加えて、素早く着用して作業できるよう薄手の材料を選定し、袖部分を細く設計としたという。素材には、物流で使用する梱包シートを活用している。

医療用ガウンは、生産現場の従業員が衛生面に配慮しながら手作業で生産する。追浜工場、横浜工場、栃木工場、いわき工場、日産自動車九州、日産車体湘南、日産車体九州で、5月中旬から開始した。

今後、子会社の愛知機械工業でも生産を行う予定で、全事業所で合計約3万着の医療用ガウンを生産し、医療業現場に提供する方針だ。

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