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日産「R32EV」で名車R32GT-Rのワクワク感を未来へつなぐ!東京オートサロン2025で初公開

2025/1/15(水)

日産自動車が歴史的名車R32型スカイラインGT-Rを電気自動車に改造した「R32EV」を、2025年の東京オートサロンで初公開する。このプロジェクトは、30年前に味わった運転の楽しさを次世代に伝えるため、技術者たちの情熱と現代の電動技術を融合したもの。今回の展示で、過去と未来をつなぐ新たな車の魅力を体感できる。

日産自動車株式会社は、R32型スカイラインGT-Rを電気自動車(EV)化したコンセプトモデル「R32EV」を2025年1月10日から東京オートサロンで発表する。これは、昔ながらの運転の楽しさを現代技術で再現し、将来にもその感動を伝えたいという技術者たちの想いから生まれたもの。

R32EVの開発は、自らもR32GT-Rへの憧れを語る日産のパワートレインエキスパートリーダー平工良三氏を中心に、有志メンバーたちが情熱を注いで行った。彼らは、将来的に良好な状態でR32GT-Rを維持する難しさを考慮し、EV化によってその魅力を後世に引き継ぐことを目指した。

R32EVの基礎車両はR32型スカイラインGT-Rであり、その外観はオリジナルのデザインを尊重しつつ、電動化された内部構造を備えている。車両は日産リーフのモーターを前後に搭載し、電動車ならではの緻密な制御でエンジン車特有の加速感を再現している。また、R32GT-Rオリジナルの5本スポークホイールのデザインを再現した18インチアルミホイールも採用し、クラシックな外観を継承した。

インテリアには、オリジナルのステアリングとシフトノブに加え、メーター周りには最新の液晶パネルが使用されており、デジタル技術を駆使してレトロな風合いを現代に蘇らせている。さらに、RB26DETTエンジンの音や振動を模擬したサウンドシステムも搭載。

平工氏は、このプロジェクトが商品化を目的としたものではなく、新旧の技術者たちによる「楽しいクルマ」についての探求の場であると語る。若手エンジニアたちと共に、日産の技術を磨き続けることが今後の目標だという。

この壮大なR32EVプロジェクトは、加藤博義氏がドライバーとして参加した映像を含むプロジェクトムービーも制作されている。この映像はイベント初日に公開される予定である。

東京オートサロン2025は、1月10日から12日に幕張メッセで開催される。


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