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日産、EVバッテリーからビルに放電 非常用電源としての活用も

2018/10/29(月)

日産、九州電力、イーレックスの3社は10月26日、電気自動車(以下、EV)の日産リーフを活用し、法人客向けにEVの車載バッテリーからビルに放電することで最大需要電力(以下、デマンド)を削減するV2B(Vehicle to Building)パイロットプロジェクトを実施することを発表した。平成31年1月から共同で開始する。

同プロジェクトでは、法人客に日産リーフと充放電器を導入し、車載バッテリーの電気を活用することでユーザーのデマンドの削減効果を検証するとともに、非常用電源としての活用も含めたユーザーの受容性について確認を行うもの。プロジェクトを通じて、EVを活用した新たなサービスの創出に向けた知見の獲得を目指すとともに、今後の事業化についても検討していく。

日産は9月にも、東京日産自動車販売、日産プリンス東京販売と共同で、「災害時における電気自動車からの電力供給に関する協定」を練馬区と締結している。協定は、「災害が発生した際、日産は練馬区内の日産販売会社店舗で試乗車として配備している電気自動車(EV)を、練馬区に無償で貸与する」、「練馬区は、日産販売会社店舗に設置しているEV用急速充電スタンドを優先して利用できる」という内容。

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