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日産、大阪ガスが共同で電力事業、小売「日産でんき」と再エネ充電

2024/9/6(金)

日産自、大阪ガス協業による再エネ充電の概念図

日産自、大阪ガス協業による再エネ充電の概念図

日産自動車と大阪ガスは9月5日、協業して一般家庭向けの小売電気事業「日産でんき」を開始すると発表した。日産自は電力の卸供給を大阪ガスから受ける。日産自グループ、大阪ガスを中心とするDaigasグループはEV充電電力の再生可能エネルギー利用でも協力し、EVを活用した電力ビジネスを推進する。
電気小売の日産でんき事業は、日産自の連結子会社、日産トレーディング(横浜市)が行う。同社は、日産神奈川販売(横浜市)と日産部品中央販売(東京都大田区)を通じて2024年12月に電力販売を開始し、販売地域や取り扱い会社を順次拡大していく計画。

日産でんきで家庭に供給する電力は、固定価格買取制度(FIT)発電所由来のFIT非化石証書※を付けることで実質的に再生可能エネルギー100%とする。日産トレーディングに電力を卸供給する大阪ガスとグループ会社は電力需給の管理業務も行う。
※固定価格買取制度(FIT)の認定を受けた非化石エネルギー源に由来する電気の環境価値を証書化したもの(日産自プレスリリースより)


また、日産自はEV充電サービス「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3」(ZESP3)で充電する電力にDaigasグループが保有するFIT非化石証書を適用する。24年度内を目標に、全国のディーラー約2000店舗・115社で適用する計画。

日産自はEV活用を通じたカーボンニュートラル(CN)や、社会変革、地域課題の解決に向けた取り組みを推進。Daigasグループは30年度までに国内外で500万kWの再エネ電源の普及を目指している。両社はEV活用の電力ビジネスにより、CN社会の実現に取り組むとしている。

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