小田急とCarstay、連携発表 MaaS時代に向け、動くオフィス・ホテルの可能性探る
2020/2/3(月)
小田急電鉄株式会社(以下、小田急)と、キャンプなど宿泊・レジャー向けのバン車両に特化したシェアリングサービス「VANLIFE(バンライフ)」などを展開するCarstay株式会社(以下、Carstay)は1月31日、小田急が運営するサービスプラットフォーム「ONE(オーネ)」でサービス連携を行うと発表した。
「ONE」は小田急が昨年12月から開始した地域密着型のシェアリングサービスプラットフォームで、出張シェフのサブスクリプション型サービスや、ベビーシッターのマッチングサービスなどを提供している。今回サービス連携を行ったことで、小田急のグループ企業が運営するインバウンド事業者のための複合型コワーキングスペース「INBOUND LEAGUE」で、Carstayが提供する前述の「VANLIFE」の車両引き取りが可能になるなど、利便性が向上する。そのほか、「ONE」会員向けにCarstayが提供するサービスの初回利用割引特典なども提供する。また、Carstayは、コワーキングスペース「INBOUND LEAGUE」に「動くホテル・動くオフィス」をコンセプトにしたキャンピングカー「VANLIFE STORY」を駐車し、車両を移動できる宿泊・ミーティングスペースとして利用する事業を開始する。Carstayのプレスリリースによると、今後は「MaaSへの社会変革に向けた“動くオフィス”や“動くホテル”などの動く不動産こと“可動産”と“不動産”の新たな連携可能性」も探っていくとしている。