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大阪府、農業関連物流マッチングサービス活用の集荷配送の有償実証実施

2021/7/29(木)

CLOWイメージ図

大阪府は7月19日、農業関連物流マッチングサービス「CLOW」を活用した集荷配送の実証実験を実施すると発表した。「CLOW」は、住友商事株式会社が開発・運用する農業関連物流マッチングサービスだ。AIによる効率的なオンデマンド配送を目指している。
大阪府では、農業分野における二酸化炭素排出量の削減に向けたさまざまな取り組みを進めている。「CLOW」の目的は、農産物の物流効率化によるフードマイレージの削減だ。クラウド上で、農業者情報を集約し、AIが策定した最適な輸送ルートを基に物流業者とマッチングする。その後に農業者から集荷した農産物を集荷場・スーパー・飲食店等へ配送するという仕組みだ。将来的には、農業関連物流のプラットフォーム化を目指している。2020年10月以降全国3エリアで実証実験を実施しており、実用化に向けた今回の有償実証は全国初だ。

具体的には、農業者が配送前日18時までにCLOWへ集荷配送を依頼する。CLOWが他の貨物と組み合わせたルートを作成し、20時頃物流業者とのマッチング結果を農業者に通知。物流業者が翌日の指定時間に集荷し、その日のうちに飲食店等の指定配送先に配送する。今回の実証実験では、「農業者と物流業者のマッチング率の確認」「農業者の使いやすさ、満足度の確認」「配送に際して発生する不具合の確認」を検証する。

なお、実証実験は7月20日~8月7日の期間で実施する。集荷エリアは、堺市、岸和田市、泉大津市、貝塚市、泉佐野市、和泉市、高石市、泉南市、阪南市、忠岡町、熊取町、田尻町、岬町の13市町。配送は、集荷エリアの13市町に加え、大阪市、松原市、羽曳野市、富田林市、大阪狭山市、河内長野市で行うという。

(出典:大阪府 Webサイトより)  

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