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大阪ガスとJR西日本、湖西線沿線にて強風予測システム試験導入

2022/6/21(火)

システム構成イメージ

大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)と西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)は、JR西日本湖西線沿線において、両社で共同開発した強風予測システムを試験導入する。6月15日付のプレスリリースで明かした。

大阪ガスは、2008年から独自手法による気象予測を開始し、AIの活用による精度向上にも取り組んでいる。2018年には気象予報業務の許可を取得しており、同システムの試験導入はそれを活用したサービスの第一号案件だ。

JR西日本は、2017年から本格的にデータサイエンスの取り組みを開始した。2020年には「データソリューション室」を設立し、データ分析やAIを用いた業務変革を進めている。

両社は、2019年から強風予測に関する共同研究を行ってきた。今回導入するシステムは、大阪ガスの気象予測技術と、JR西日本のAI開発技術を掛け合わせている。

両社は今後、湖西線で強風が見込まれる場合における列車運行の安全性のさらなる向上、また運転規制(運転見合わせや徐行)時における代行輸送の確保やユーザーへの円滑な周知を目指す。そして、同システムの本格導入に向けて検証を進めていく。また、他の路線や鉄道会社への展開、道路関係事業者などの風により影響を受ける分野への展開も視野に入れているという。さらに、両社は、同システムの活用により、鉄道の安全性と利便性の向上に貢献すると述べている。

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