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パナソニックコネクト、TMPに配送見える化ソリューション提供

2022/6/15(水)

パナソニック コネクト株式会社(以下、パナソニック コネクト)は、トヨタモビリティパーツ株式会社(以下、TMP)に「配送見える化ソリューション」と頑丈ハンドヘルド端末「TOUGHBOOK(タフブック)」を納入した。6月14日付のプレスリリースで明かしている。最初に栃木支社から稼働をはじめ、2022年4月以降、全国展開を開始している。

現在、物流の世界では、ドライバー不足やCO2削減をはじめとする環境保全の対応などが喫緊の課題となっている。これらの課題を解決するため、複数の物流企業・事業所が連携し、複数企業の商品を同じトラックやコンテナなどに積み込み輸送する共同配送が注目されている。しかし、各社で使用しているシステムが違うため、ラベルや現場運用が異なり配送品質の担保が難しいことから、配送管理システムの統一化が求められている。

パナソニック コネクトは、これまで30年以上にわたり主に宅配運送会社へドライバー端末(ハンドヘルド)を納入、現場のあらゆる課題を解決してきた。また、物流に関する困りごとを解決すべく、頑丈ハンドヘルド(「TOUGHBOOK(タフブック)」)や、サービス・サポートと組み合わせた「配送見える化ソリューション」を提供し、配送業務の効率化に貢献してきた。これらは、欧州で実績のある配送現場のプロセスを見える化するシステム「ZETES CHRONOS(ゼテス クロノス)」を活用したものだ。

TMPは、同ソリューションを部品の配送管理システムとして導入した。導入の背景には、ドライバー不足やCO2削減をはじめとする環境保全などの課題、自動車メーカーの垣根を越えた補修用部品・用品の共同配送の検討促進があるという。

TMPが「配送見える化ソリューション」を採用したポイントは、「配送のリアルタイム管理」、「実績のエビデンス管理」、「現場を理解した導入提案」、「他社部品のトヨタ標準出荷ラベルへの対応」だ。「配送のリアルタイム管理」では、運行管理者側の管理端末と、ドライバー側のハンドヘルド端末を相互連携させるクラウドサービスで配送状態を見える化し、配送品質の向上を実現する。

また、「実績のエビデンス管理」では、配送実績データなどを、CSVファイルの形式でデータ抽出することが可能だ。これにより、業務日報や請求書作成業務などの負担軽減に寄与する。「現場を理解した導入提案」では、パナソニック コネクト営業担当者とSEが現場に赴き、積み込みや配送業務だけでなくピッキングなどの前工程や、帳票やラベルの現物も確認する。サプライチェーンの現場において、システムからハードウエア、サービスまでトータルでの提案実績で培ったノウハウをもとに、利用者に最適な解決策を提案する。さらに、「配送見える化ソリューション」の導入により、他社ラベルの情報をトヨタ標準出荷ラベルに変換し、他社部品も自社配送管理システムで管理でき確実な配送をサポートする。

なお、パナソニック コネクトは、今後もZETES(ゼテス)社の技術力と、サプライチェーンの現場で培った技術力、サービス・サポート力を組み合わせる。そして、各企業の課題解決と新たな価値提供を目指すと述べている。

(出典:パナソニック Webサイトより)

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