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EV等の導入効果算出 パイオニアら、EV消費電力推定技術等を連携

2023/5/24(水)

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パイオニア株式会社(以下、パイオニア)提供の「EV消費電力推定技術」が、国際航業株式会社(以下、国際航業)提供の「エネがえるEV・V2H」と連携する。これにより、同サービスにおけるEVやV2H導入効果シミュレーションのさらなる高精度化を実現する。
国際航業は、太陽光発電システムや定置型蓄電システム、EV、V2Hを導入した際の経済効果を簡単に診断できるシミュレーションサービス「エネがえるEV・V2H(β版)」を提供している。さらに、国際航業は、同サービスは初夏に正式版をリリースする予定だ。

一方、パイオニアは、走行ルートにおけるEVの消費電力量を高精度に算出する「EV消費電力推定技術」を保有している。同技術は、勾配などの道路データや毎秒の交通量(渋滞など)、ドライバーの走行実績情報(走行速度や加速度など)まで考慮する高度なルート最適化技術と、特許取得済みのエネルギー効率推定技術(燃費/電力消費率)を組み合わせたものだ。

今回の連携により、EVの出庫・帰庫のタイミング(駐車時間帯)や帰庫時のEV充電状態(SoC:State of Charge)、出庫時に必要なSoCの高精度な予測が可能になる。くわえて、予測・算出したデータをAPI連携するため、シミュレーション精度の向上と入力作業の効率化が実現する。

なお、両社は、シミュレーション精度を向上した「エネがえるEV・V2H」正式版を太陽光発電システムのメーカーや施工販売店、設置事業者のほか、EVを扱うカーディーラーやリース会社に提供する。これにより、国内におけるV2Hの利用や太陽光発電の普及促進とともに、EVへの切り替えによる脱炭素化に向けた取り組みを推進していくと述べている。

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