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中国電力ら、複数地点のEVを束ねて充放電制御する実証試験開始

2022/2/28(月)

中国電力株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、ESS)、株式会社REXEV(以下、REXEV)、および山口県は、2022年4月から複数地点のEVを束ねて充放電制御するエネルギーマネジメント実証試験を開始する。REXEVが2月24日付のプレスリリースで明かした。
今後普及が見込まれるEVは、再生可能エネルギー電気を蓄電するなどの蓄電池としての活用が期待されている。しかし、安定的なエネルギーリソースとして機能させるためには、複数地点・複数台のEVに対して、車両ごとの利用実態や充電状況等を考慮した充放電計画の策定と統合制御が必要だ。

同実証は、山口県が事務局を務める「分散型エネルギー活用実証プロジェクトチーム」が、2022年2月から始めているEVや蓄電池を活用した実証試験と併せて行う。岩国市と広島市の2地点において、計3台のEVをREXEVのEV管理および制御の仕組みと、ESSのVPPクラウドシステムにより遠隔制御する。これにより、エネルギーマネジメントへの活用可能性について検証する。

なお、REXEVは、地域のカーボンニュートラルの実現を目指している。そして、同実証実験を通じて、EVの有効活用につながる取り組みを推進すると述べている。

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