JR西日本、JR九州、佐川急便 新幹線を使った貨客混載輸送の事業化検討
2021/9/28(火)
西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)、九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)、佐川急便株式会社(以下、佐川急便)は、受託した荷物を山陽・九州新幹線で運ぶ貨客混載輸送の事業化に向けた検討を開始する。9月24日付のプレスリリースで明かした。
同事業の目的は、モーダルシフトを図ることにより、物流業界が抱える環境問題・労働問題の解決だ。さらに、定時性の高い鉄道輸送による新しい価値を創出する。具体的には、佐川急便の荷物を山陽・九州新幹線の車内販売準備スペースに設置し、輸送する。駅間輸送は、JR九州区間(鹿児島中央~博多)はJR九州グループが、JR西日本区間(博多~新大阪)はJR西日本グループが請け負う。佐川急便は、集荷先から駅まで、および駅から配達先までの輸送を請け負うという仕組みだ。
また、2021年10月1日には、鹿児島中央駅から新大阪駅に活車海老を輸送する実証実験を実施する。実施区間は、串木野港~鹿児島中央駅~新大阪駅~「味処 炭味家(たんみや/大阪市福島区)」だ。なお、JR西日本・JR九州・佐川急便は、新しい時代に相応しいサービスの実現と社会課題の解決に向け、今後も連携しながら挑戦を続けると述べている。
(出典:JR西日本 Webサイトより)