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佐川急便、LexxPluss社の自動搬送ロボットをXフロンティアに導入

2022/12/14(水)

株式会社LexxPluss(以下、LexxPluss社)と佐川急便株式会社(以下、佐川急便)は、Xフロンティア佐川急便中継センター3階にLexxPluss社の自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」を12月1日から12台導入した。12月12日付のプレスリリースで明かしている。

Xフロンティアは、SGホールディングスグループの次世代型大規模物流センターだ。Xフロンティア佐川急便中継センターでは、ベルトコンベア等で構成される自動仕分け機でその9割を処理している。しかし、自動仕分け機で搬送することができない不定形の荷物は、従来通り人の手で仕分けられ、台車で搬送されていた。

同センターでは、過去にロボットの導入による自動化を試みたが、24時間絶え間なく荷物と人が行き交う環境下で、臨機応変に搬送工程を効率化できるロボットがなく、課題を抱えたままだった。

今回導入した「Hybrid-AMR」は、自動運転と同様に自律的に障害物を検知・迂回できるAMR技術(Autonomous Mobile Robot、自律走行搬送ロボット)と、繰り返し精度と作業スピードを保証できるAGV技術(Automated Guided Vehicle、無人搬送車)を併用できる。

さらに、同センターでは、Hybrid-AMRの基本機能に加え、搬送先の状況にあわせて規則正しく荷物を駐車する自動整列駐車機能や、空台車を回収する空台車回収機能などの最新機能も活用する。これにより、荷物や台車の滞留を軽減する。

また、LexxPluss社の走行管理システム「Konnectt」は、日本語を母語としない作業員でも利用可能な言語非依存性のインターフェースや、50台以上のロボットを一括管理する機能を持ち合わせている。このため、ロボットの運用に慣れていなくても、シンプルな作業のみで現場作業の大規模な自動化が可能になる。なお、両社は、今後運用中のデータをクラウド上に蓄積・分析することで、さらなる搬送効率向上に向けて取り組んでいくと述べている。

■LexxPluss 代表取締役CEO 阿蘓将也氏のコメント
「『SAGAWA ACCELERATOR PROGRAM』から始まり、実証実験、検証を経て導入に至るまで数多くの佐川急便の皆様からご意見をいただき、製品を大幅に改善することができました。今回の導入後も継続して佐川急便の皆様と現場の課題解決に取り組み、持続可能な物流サービスの実現を目指してまいります。」

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