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佐川急便、離島・山間部でドローン配送の実証実験 自動操縦や東京からの遠隔操作も

2021/1/28(木)

使用したイームズロボティクス株式会社製のドローン機体(佐川急便プレスリリースより)

使用したイームズロボティクス株式会社製のドローン機体(佐川急便プレスリリースより)

佐川急便株式会社は各地方自治体(香川県小豆郡土庄町、島根県邑智郡美郷町)とイームズロボティクス株式会社および一般社団法人空の駅協議会と協同で、ドローンを使用して離島・山間部で荷物を運ぶ実証実験を2021年1月に行った。今回の実証実験は、環境省の補助金執行団体である一般財団法人環境優良車普及機構の「過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業」の一環。
実証実験では、佐川急便東京本社のオペレーション会場に設置した遠隔操作ボタンで飛行開始のみ操作し、監視コンソールを使用した上で、着陸まで目視外補助者なしでの自動操縦オペレーションを行った。また、自治体向けにドローン教習会(バッテリーの装着・残量チェック方法・機体チェック方法など)も実施した。


周囲を海に囲まれた離島である香川県小豆郡土庄町では、2021年1月6日から7日まで実施。豊島と小豆島間の海上2ルートと小豆島内の3ルートの計5ルートを、特産品のみかんを積んで飛行した。

また、周囲を山に囲まれた山間部である島根県邑智郡美郷町では2021年1月13日から14日まで実施。こちらは山間部の計5ルートを、特産品のイノシシ肉の缶詰などを積み飛行した。


実証実験の結果を踏まえ、佐川急便は持続可能な社会形成に向けて新たな輸送手段の研究開発に努めていく方針だ。

(当記事の掲載写真はすべて佐川急便プレスリリースより)

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