貨客混載輸送 セイノーHDら、路線バスを活用した共同配送出荷開始
2023/5/23(火)
セイノーホールディングス株式会社(以下、セイノーHD)らは、集荷(ファーストワンマイル)における共同配送のしくみを構築し、貨客混載輸送※で出荷するプロジェクトを5月17日より開始した。
※ 道路運送法第82条第1項に基づく少量貨物輸送
今回の取り組みは、セイノーHD、旭川市内数社で構成する道北集約出荷・地域配送改善プロジェクト(以下、PJT)、旭川市江丹別町(以下、江丹別地域)、道北バス株式会社(以下、道北バス)と連携して実施する。具体的には、「江丹別の青いチーズ(ブルーチーズ)」などの産品の江丹別地域内での集荷および、路線バスへの積み付けを生産事業者自らが行うというものだ。また、今回の旭川地域での貨客混載輸送を実現するために、セイノーHDは、全面的に物流業界内の調整を行い、2022年6月から各事業者が個々に発送を行っていたものを一括して受託する。これにより、発送業務の改善を含めた最適な配送手段でユーザーまで確実に届る仕組みを構築し、今回の貨客混載輸送を組み合わせることで、さらに業務改善を図る。
くわえて、同プロジェクトでは、出荷に関係する全員に業務効率改善、コスト削減などのメリットがある仕組みと持続的な人流と物流のインフラがどうしたら作れるかを検討していたという。そこで、同プロジェクトでは、地元事業者が主体となって出荷することにより、地域課題、業界課題、環境課題の3つの課題解決を進める。そして、今後、この取り組みへの参加事業者の拡大や他地域への展開を目指すとのことだ。
(出典:セイノーHD Webサイトより)